「じんましん」ひどくなったときの対処法

じんましんを繰り返さないために

 

じんましんも、種類によっては予防が可能です。アレルギー反応によるじんましんの場合、原因となる食物や薬剤を避ければ、基本的に症状が出ることはありません。

 

アレルギーを引き起こす物質はさまざまですが、なかでもソバやピーナッツ、ラテックス(ゴム)が原因の場合は、重篤な症状が出る危険性があります。「体質改善をしよう」と安易に考えるのではなく、厳重にその物質を避けるようにして下さい。

 

原因不明のタイプの場合、何が原因かは特定出来なくても、疲労やストレス、食生活がじんましんを悪化させるとされています。がんこなじんましんで悩んでいた方が、職場や生活環境の変化をきっかけに、突然治ることもめずらしくありません。充分な睡眠やバランスのとれた食事、過労や人間関係によるストレスの解消を心がけるようにしましょう。

 

そして、適切な治療のためにも、症状が続く場合は「たかがじんましん」と放置せず、医療機関で検査を受けることをおすすめします。

 

また、1日のほぼ同じ時間になると、再び出現してくることがあります。朝から発生する例としては、冬の朝起きて、冷たいフローリングに足の裏が触れると発症する場合があります。

 

自分の体温より冷たいもの触れたり、自分の体温が急激に下がって発疹が起きたので「寒冷じんましん」になります。

 

昼から発生する例としては、夏の昼休みに外にでると汗をかき、背中で発症する場合があります。自分の汗を皮膚が刺激物と認識し、発疹が起きたので「コリン性じんましん」になります。

 

夜から発生する例としては、布団に入ると、体がムズムズして、関節からかゆみを感じる場合があります。自分の体温より温かいもの触れて、発疹が起きたので「温熱じんましん」になります。決まった時間にじんましんが起きることはよくあることで、原因が特定されていることがほとんどです。