「じんましん」ひどくなったときの対処法

じんましんが現れたときの対処法

 

じんましんが現れると多くの場合、強いかゆみを伴います。そういうときは入浴を避け、患部を冷やすといいでしょう(ただし、寒冷刺激によるじんましんの場合は避けて下さい)。

 

衣類などによるまさつや圧迫の刺激を与えないよう注意し、ゆったりと安静に過ごして下さい。

 

じんましんの治療の中心は抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の内服です。併せて腫れやかゆみが強くてガマンできない場合は、充分な強さのステロイド外用剤を選ぶことをおすすめします(「ステロイド外用剤にはどんな種類があるの?」を参照)。

 

かゆみを早期に抑えることで心理的なストレスも軽くなり、かき壊しを防ぐことができます。かき壊してしまった場合には、抗生物質が配合されたステロイド外用剤を用いて、炎症と細菌の増殖を抑えましょう。ただし、じんましんが広範囲の場合は医師の診療を受けてください。

 

また、小さい子どもの場合、アレルギーを起こす可能性がある食べ物については、保護者の慎重な配慮が必要です。じんましんが現れると、子どもはかゆみがガマンできないため、かき壊しを防ぐためにも早めの対策を心がけて下さい。

 

もし、じんましんだけでなく、まぶたや唇の腫れ、呼吸困難を伴う場合は危険な状態の恐れがありますので、すぐに医療機関を受診して下さい。