「じんましん」ひどくなったときの対処法

じんましんの症状とは?

 

かゆみを伴うことが多いじんましん。その症状はさまざまです。じんましんはその症状として、蚊に刺されたときのような、赤いふくらみが現れる皮膚トラブルです。突然、体の一部に現れたかと思うと、数時間で何事もなかったかのように消えてしまうというのも、特徴の1つです。

 

その形状は、2~3mmの円形や楕円形のものから、直径10cm以上にもなる地図状のものまで、じつにさまざまです。多くはかゆみを伴いますが、場合によってチクチクとした痛みや、灼熱感(熱く焼けつくような痛み)を感じることもあります。

 

皮膚科の診察でも一目で「この物質が原因でじんましんになった」と判断することは難しいです。アレルギーをはじめとした様々な刺激で、皮膚が体内の異常を知らせているのがじんましんです。

 

じんましんは時間が経つにつれて大きくなったり、出来物が増えたり、癒合して形が変わったりします。

 

手で強くかいてしまうと、かゆくて赤い範囲がドンドンと広がっていきます。また、症状が強い場合は、いったん消えたかと思うとまた別の場所に現れたり、次々と新しいじんましんが出て、体中に広がることもあります。

 

「湿疹とはどう違うの?」と思われる方がおられるかもしれません。かゆみを伴う点はどちらも一緒ですが、じんましんの場合、湿疹と違って患部がカサつくことがなく、皮膚の一部がふくらみ、しかも短時間で消えるという様子から湿疹と区別することができます。